連続記事
Sassowです。
嫁がアタシの部屋(一応仕事をする為の書斎としてゲット)で作業していると、
だいたい70%の確率でコーヒーを煎れてくれます。嫁自慢です。
先週末、仕事で飲んだ帰りに後輩と若いキャバ嬢に浮かれたことも忘れるくらい美味しいです。
昔読んでたなー、知ってる人いるのかなー。
→前々回、→前回に引き続きメカボックス内部の基本構造のお話です。
大変申し訳ありませんが、今回もメカボックスver.3で見てまいります。
カットオフレバーとは
今回は「セミ/フルの切替」を担う「カットオフレバー」について。
電動ガンで結構出てくるトラブルのひとつが「セミ/フルの切替がうまくいかない」というもの。
「セレクターはセミオートなのにフルオート動作する」とかそういうヤツですね。
これについて原因は色々あるとは思いますが、
このカットオフレバーの仕組みを見ておくと対策をうてて、解決する可能性がございます。
メカボックスの内部を関係のあるパーツだけで見てみますと、カットオフレバーはここに取り付けられます。
メカボックス組み立て時、セクターギアの後ろに取り付けて
セクターギアと連動してスイッチに動作をもたらす役目になります。
まず、セクターギアとカットオフレバーの関係から。
モーター側から見たときの2つのパーツの位置関係はこんな感じ。
これをパーツ個別に見てみると、
セクターギアが回転すると、この赤マルの部分が触れあうような配置で取り付けられます。
カットオフレバーは中心の丸の部分が回転するようになっているので、セクターギアが回ってそのカム(セクターギアの赤マル)がカットオフレバー(の赤マル)に引っかかって反対側が跳ね上がる仕組みです。
その後セクターギアが更に回るとカムがカットオフレバーから外れ、スプリングによって元の位置に押し戻されることになります。
カットオフレバーとスイッチの関係
では、カットオフレバーが跳ね上がるとどうなるのか。
次はスイッチとカットオフレバーの関係です。
通常はこのような位置関係で待機しています。
トリガーを引くと→前々回ご紹介したようにスイッチが前進して通電します。
→前回でのご紹介のようにセクターギアが回るとピストンが引かれる動作が始まり、
空気を押し出しBB弾を放出します。
1回転すると1回ピストンを最後尾まで後退させ1回空気を放出し、1発BB弾が発射されます。
このときセクターギアはピストンを引く役割だけでなく、カットオフレバーにも動作を与えます。
先程ご紹介したように引っかかってカットオフレバーを跳ね上げます。
カットオフレバーが動くとスイッチが跳ね上げられる
そうするとスイッチはこのような動作をします。
「通電ストップ = モーター回転停止 = ギア回転停止 = 弾発射ストップ」です。
ということで、1発BB弾を発射したメカボックスは動きを止めてしまいます。
このカットオフレバーの動作がなければ、ギア回転は止まりませんのでピストンの後退も止まらず、
弾を発射し続けることになります。
これがセミオートの原理になります。
つまりカットオフレバーは文字通り、物理的強制的に通電をカットオフしてしまうレバーです。
ちなみにスイッチにはスプリングがついているハズなので、
跳ね上げられたあとは元の位置に押し戻されます。
フルオート時のカットオフレバー
では、フルオートはどうなるとフルオートなのか。
これは「スイッチが通電しっぱなし = カットオフレバーがオフ」の状態になります。
それにはセレクタープレートの影響があります。
まずはセミオート時のセレクタープレートとカットオフレバーの位置関係。
メカボックスを閉じて見てみるとこういった形で位置しています。
セレクターをフルオートに合わせるとセレクタープレートがスライドします。
すると連動してカットオフレバーが跳ね上がったままになります。
じゃあスイッチは通電しないままじゃないか!とはなりません。
この2枚でお分かりいただければ良いのですが…。
カットオフレバーは跳ね上がっているとスイッチを触れなくなるという感じです。
なのでトリガーを戻さないかぎりは、スイッチが離れることはないので「通電継続 = ギアも回転し続ける = ピストン引き続ける = BB弾発射し続ける」というフルオート動作になります。
またスイッチにはスイッチ用スプリングがあるので、トリガーを離すと
スイッチは元の位置に引き戻され通電が止まりますので、発射も止まります。
カットオフレバーはセミ/フル切替
以上が大まかですが、カットオフレバーとセミ/フルの関係です。
ですので、セクターギアとカットオフレバーの関係や、
カットオフレバーとスイッチの関係、カットオフレバーとセレクタープレートの関係が
通常と違う状態であればセミ/フルの切替に影響が出ることになります。
例えば以前、所持している「CYMA AK47」では、
セレクターをセミにしてもフルにしてもフルオート動作しかしない現象がありました。
(→こちらの記事の伏線をようやく回収しはじめたっ)
結果からいうと「カットオフレバーとスイッチの関係」がこじれていたからでした。
少しお話しようと思いますが…眠いので次回に。
グッナイ(ここでキャバ嬢を思い出す)♥
Recommend:
お久しぶりです。
忙しかった仕事がなんとなく落ち着いてきたので、放置プレイ中のブログを再開しようと思い
組んだSRを触ってたら11.1Vに繋ぐとセミで2回撃ってしまうのです。
9.6Vまででしたらセミで1発ずつ撃てるのですが、11.1Vでは2回回ってしまいます。
組んだ直後からこの症状は出てたので、いつかまた触ろうと思ってたのが今なのです。
仕様はM100相当のSPに交換しただけ。
あとはFETとEG30000、ギア比はノーマルです。
カットオフがくさいと睨んで検索してたらSassowさん所に辿り着きました。
何かカットオフレバーでこうなった、あーなったというエピソードなどがあればご教授願えますか?
☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;☆
むーん・むーん・むーん。←もうストレスが溜まり過ぎておかしくなりかけてる音。
いやいや~Sassowさん!おひさですぅ~!お・ひ・さ・!
ずーっとマジメに仕事してたのでストレス溜まりまくりなのですよ。
ストレス解消にトイガン買い漁ってたらエライ事に!!(;´д`)トホホ
ブログなんか放置プレイ続行中なのですが、そろそろ再開したくてね。
で、復帰第一弾はどうしようかとアレコレ触ってたら弄ったSRが気に入らなくなりまして。
11.1V仕様のキレッキレSRの予定だったのがショボイSRに成り果ててました。
まぁ年内はブログ更新出来ないと思ってましたが、ぷち炎上中でして。
そろそろ更新しないとオッサンの雑談スレと化してしまいます。(笑)
良いヒントが頂けると嬉しいです。
りゅうまる。
りゅうまる。さま、ご無沙汰でございました!!
いや、ブログのコメント欄の凄さたるや!!
あれだけで1個ブログが成り立つボリュームとマニアックな話の螺旋がもう笑
次世代AK…やっぱり気になりますよねぇ。もう来週ですっけ?
市場価格も4万切ってるみたいだし、これは手を出したいけども…まずは先生のレビュー待ちにしときます笑
ストレス解消で電動ガンを触るスタイルに恐れ入ります。
ワタシの場合ストレス時に電動ガンを触るのが面倒で最近は実際仕事もバタバタで全く触ってございませんので…。
触りたい電動ガンがS&T製タボール、JG製G3、CAA製M4と増えたりもしておりますし、既存のものと合わせるともう飽和→んー面倒→今は放っておこうかしら、となっております…。
ブログやってる者としては失格レベルで長らくノータッチ…今月からまた頑張りませんとですね!!
→続く
続・りゅうまる。さまへ
さて、りゅうまる。さんのSR-25、ブログ覗いて参りました!!
ワタシのような若輩にご質問頂いちゃて恐縮なんですけど…笑
お聞きする限り確かにカットオフレバーの動作が気になりますね。
一度ピストンやシリンダーを外してメカボックスだけの動作でバッテリーを変えてカットオフレバー、スイッチ、ギア、ノズル辺りの動作をチェックしてみるというのはどうでしょうか。
バッテリーの電圧差で動作が変わるので無いとは思いますが、実はメカボックスは正常動作で、原因がチャンバーの弾保持だったり…なんてのも思ったりしました。
ただ、一番気になったのはEG30000とかなりキレッキレに回るモーターとお聞きするところに対し、ノーマル比のギアですとズレというのは起きたりしないのかしら?
ワタシはハイサイクル使わない派なので触ったことがないのですが、
実は微妙にセクターのタペットカム、ピストン用歯、カットオフレバーのカムのいずれかがタイミングとしてズレて動作していて、11.1Vになると1.5回転…なんてことはあるんでしょうか…想像に近いものがありますけども。
その2発がどちらも正常な初速なのかも気になります。
うーん、やはりワタシ程度の者ではちゃんとしたお答えになりませんですね…。
まだでしたら、一度メカボックスだけの動作を見てギア回りの動きを観察されることをオススメします!!
そしたらりゅうまる。先生のカスタム歴でしたらワタシより一発回答出る気がします笑