ラーメンは濃厚とんこつ派、Sassowです。
今週末10日(土)、サバゲ参戦予定にしました。恐らく年内最後の参戦です。
九州だけなのか、意外と土曜にフルでやってるフィールドが少ないので自ずと選択肢が少なくなりますが、
今回も福岡サバゲーランド新宮店の予定でおります。
色々あって何とか仕上がっているであろうCYMA AK47を中心に、
更に友人クルメノとの連携も重点的に2016年を締めたいと思っております。
もしこちらを御覧頂いている方で、ご一緒する方がいらっしゃれば宜しくお願い申し上げ!!
電動USPもメンテナンス
ウチのマルイ 電動USP、前回手を入れたのが8月のことでもう4ヶ月前。
ただ、その間のサバゲでのハンドガンはほぼマルイ SOCOM Mk23ガスガンを使ってましたので、
実際にサバゲで使ったのは11月の1回くらいじゃないかと思うんですが、
そろそろメカボックス内を手入れしてもいいかなぁとメンテナンスすることにしまして。
もう気温的にガスガンはツラくなってきたし、次回サバゲでは大活躍することでしょうし、
年末にかけて大掃除がてら、全てのトイガンを一度完全メンテナンスする予定でおりますし。
前回の初速が約81mps、今回のメンテナンス前計測でも大体似たような80.96mpsという数値。
キレイにすればもう少しあがるかもとか淡い期待で作業開始することに致しました。
内部全てを清掃→グリスアップ
いそいそと分解して、パーツクリーナーやシリコンスプレー、台所洗剤などで洗浄。
謎のスペースがある写真ですが、キレイなメカボックスはやはり気持ちが良いです。
ここから動作用グリスと何より気密をしっかり確保する為に各所にグリスを塗っていきます。
潤滑系は★MADBULL airsoft シリコングリスを適量落としていきます。
シリンダーには戴き物のグリスを指塗りし、シールテープも投入。
ギア、ノズルOリング、ノズルガイドには★MADBULL airsoft ギアグリス。
かなり粘度が高く気密が上ってくれることを期待してます。
あとはチャンバー周り。
インナーバレルへシリコングリスを塗布し、シールテープを巻きつけてシリコンスプレー。
ざっくりですが、大体こんな感じ。そしていつも大体こんな感じ。
なのでいつも通り80mps前後でサイクル15rpsくらいが出ると思いつつ組み立てました。
初速がひと桁で右往左往
丁寧に作業したんですが、電ハンの分解組み立てにも慣れてきてあっさり組み上がりました。
こういうメンテナンス後の初速計測って、性能が期待通りだといいなというワクワク感と、
ワタシはまだ地味に自身がないので、性能悪くなってたらどうしようという不安とが交錯致します。
「ウィポッ!!」
「…はち?」
過去見たことのない数値を見ることが出来ました。8です、HACHI。
明らかにデカ過ぎるやろ!!
8mpsを見たあとは14mpsとかその辺の数値が液晶を賑わせました。
ワタシは試射の時、綿に向けて撃つんですけども弾が綿に負けて跳ね返るという。
なんだこれは。人に優しい新兵器誕生しすぎやんけ。
再度作業しなおすと怪奇現象
何かしらが決定的に間違っているに違いないと、とりあえず1度分解。
一応確認しながら進めますが、特に間違った箇所がわかりません。
なのでとりあえずそのまま再度組み直しまして、再計測することに。
「ウィポ!!」
「…36」
8mpsからすると4倍以上の性能アップですがあんまりです。
こういうときワタシは結構声に出ます。「えぇ~…」って結構声に出ます。
あ、そういえばサイクルはどうなんだろうと一応フルオートで撃ってみますと、
16rpsで初速は66mpsという表示。え、初速がノーマル並になってんじゃん、と。
ここから怪奇現象です。もうわかりにくいので箇条書きで怪奇現象をお伝えします。
●再びセミオート:75mps
●その後セミオート連続:だいたい75~78mpsくらいで安定
●その後フルオート:初速72mps、15rps
●弾切れでマガジン外して再度弾込め
●もいっかいセミオート:初速34mps
●すぐフルオート:初速65mps、15rps
●そしてセミオート連続:76mps前後を安定
全体的に意味が分からないんですが、
最初からセミオートで撃っても初速は出ないけどフルオートを撃った後だとそれらしい初速が出て、
そしてマガジンを外すと状態がリセットされ、再度フルオート→セミオートでまた高い初速が出るらしいんです。
スプリング変えて、また戻してもう1度
怪奇現象がないとすると、このときの性能は恐らく初速75mpsくらいらしいです。
作業前より5mpsも減ってるので、これじゃ初速下がっちゃってます。
もしかすると原因不明の怪奇現象が収まるかもしれませんのでとりあえず再度分解するついでに、
手元にあった★アングス EXパワースプリング 電動ハンドガン用を一度使ってみたかったし、
初速が理想よりちょっと少ないのでスプリング交換してみることにしました。
で、もうこのスプリングは使わないと思いますので、結論だけ触れます。
★NINEBALL 電動フィクスド&コンパクトマシンガン パワースプリングと比べてみたらこんな感じです。
●燃費悪すぎ
40発撃つとLiPoバッテリー10%以上消費
●音怖すぎ
明らかに無理してる金属音
●サイクル遅すぎ
ライラクス製と比べて-3rpsの12rps前後
●レスポンス悪すぎ
あ、スプリング引いてるんだなって間がある
●初速は上がる
最大85mpsを確認
ちなみに初速が高いのを確認は出来ましたが、その後どんどん初速が落ちていくので、
スプリング交換とは別のところでまたトラブルが起きている模様。
どちらにしろ、これじゃバッテリー何本もダメにしそうなので、お蔵入りさせることに。
なのでまたメカボックスをオープン。もう今回何度めだろう。
で、再度★NINEBALL 電動フィクスド&コンパクトマシンガン パワースプリングで計測。
「ウィポ!!」
「45…」
まだ怪奇現象が残ってるかしらと一旦フルオートを撃って再度セミオート。
「ウィポ!!」
「79…」
やっぱり残ってました怪奇現象。フルオートを撃った後は安定して高い初速。
そしてマガジンを変えるとまたリセット。なんだよもう。
最終的に初速がある程度出ている以上、極端な間違いではない気がします。
ですが、一度フルオートを撃たないと使い物にならない謎性能。
さて、この怪奇現象の原因ですが、結局今のところ不明。
いつもと違う作業といえば、ノズル用Oリングとノズルガイドのグリス。
かなり厚めに塗りましたので、最初のセミオートの動作じゃ抵抗が強すぎて奥まで前進してないのかしら?
フルオートだと、ノズルもスプリングガイドも何度も前後に動作するので加速度的にノズルが適切位置まで動いて、
そのあとはセミオート動作でも問題ない位置に動くからとか?
何となく予想してるなら作業し直せばいいじゃんというところなんですが、
次回のサバゲまでに時間があるかが分かりませんので、時間が出来たら手入れをしたいと思います。
が、何とかすれば80mps近い初速で動作するっぽいので、一旦ここで現状ストップ。
今回、最後のスプリング交換から100発くらい撃った後に一度バレルは清掃しましたので、
1日くらい寝かせてみて初速や動作がどう変わっているかも確認しようと思います。
割りと初めてだと思いますが、完全な妥協でサバゲ参戦することになるかもしれません。
でもマルイ 電動USPないと困るんだよなぁ。ゴメンよUSP。
Sassowさん、こんにちは。ラーメンはやっぱりとんこつ派、南木です。
最初は初速が低く、使い込むと初速が上がる。でも使用を止めるとまた最初に逆戻り。
これは「最初はグリスが広がってなくて気密が取れない」→「使い込むとグリスが広がって気密が取れる」→「休むとまたグリスが偏って気密が取れない」という症状かと思います。
なので、まず疑うべきはグリスかと。もし今回新しいグリスを使ってたら、以前のグリスに戻してください。
もしいつもと同じグリスならば(古いグリスがなければ)、今のグリスをもっと多めに付けてください。
これで直らなければ、ピストンヘッドが割れてないか、グラグラしてないか確認してください。あとシリンダーヘッドの割れも無いか確認を。
ピストンヘッド・シリンダーヘッド・ノズルガイドのOリングにしっかりグリスが行き渡っているかも確認してください。
#Oリングが切れたり欠けたりしてないかも。
ノズルやシリンダーヘッドに空気漏れが無いか確認するなら、電拳 気密性アップ の12番を参考にして下さい。
ピストンヘッドの空気漏れを確認する際は、シリンダーの一方を手のひらで塞ぎ、もう一方にピストンを入れて手で前後に動かしてください。空気が漏れてると軽く動き、気密が取れてると前進しなくなります。
もしどうしても解決しない場合は、もう一度すべてのグリスを取り除いて、グリスアップをやり直してください。これだけで直ることもあります。(^^;
おそらくグリスが原因だと思うのですが、意外とどこかが割れてたりズレてたりという可能性もあります。まずはどこの場所が原因か、不良箇所の特定から始めるといいと思います。
南木
こんばんは、Sassowさん、南木さん。
あー、心折れるお話ですねぇ、気持ちよ~~~くワカリマス。
私も何度やっても初速は下がったままの個体があり、SP交換すれば初速は上がるけど
それじゃ解決にならないし、負け組みになると思い(笑)、試行錯誤した事があります。
一時期は自分のスキルを棚上げし、弾速計を疑ってもう一個買いましたもん。(笑)
結果は変わらず・・・そりゃそうだわな!と、渋々初めからやり直しですわ。
SP以外の気密に関するパーツを片っ端から交換、違う!交換、ちがーう!を繰り返し
やっと元の初速に戻すことが出来てお蔵入りにしたMP44が・・・(笑)
電ハンはまだ触った事が無いので、なんとも言えませんが
初速の落差がすごい事になってますね・・・。
通常の電動ガンであそこまでの下落は破損率が高いですよね。
南木さんの仰られるグリス系統の見直しで直るものならば、グリスすげぇ!あなどれねぇ!です。
電拳工房のグリス検証、文字を大きくして(笑)何度も見に行ってます。
もしかしたらウチのMP44もグリスで直るかも?やってみようかな。
Sassowさん、頑張って下さい!電ハンスペシャリストがヒントを与えてくださってます。
か・な・り・のプレッシャーだと思いますが(笑)挫けずトライしてくださいね。
吉報が聞けるといいですね。
りゅうまる。
南木さん、こんばんは!!
ご指導ありがとうございます!!いつもいつもホントにありがとうございます!!
このあと触りまして、結論から申しますとご指摘のとおり、
ノズルOリング、ノズルガイドのグリスが原因だったようです!!
グリスを変えてみたのとグリスの塗る量を落としてみたのと2点でとりあえず快適動作になりまして、
どちらが原因なのかは決定的ではないんですが、恐らくどちらともが原因だと考えてます。
詳しくは一度記事にまとめてみたいと思いますので、こんなんあるんかと笑ってご覧頂ければ幸いです!!
いつもいつも電拳さんで勉強させて頂いて、そこに自分なりに色々考えて手入れしてきましたけどもまだまだ未熟者で、
なのにこんな風に「あの」電拳さんの張本人の南木さんから直々に教えてもらえるワタシは、電ハンをイジる全ての人たちにいずれ刺されるんじゃないかというくらい羨ましがられてると思います。
というかワタシも恐縮しきりで申し訳ない思いでいっぱいいっぱいですが、正直メチャクチャ有り難いです!!笑
今回もりいただいたコメントで「もう一度触ってみよう」という気持ち面のスイッチ入れて頂いてるとこから実作業までヒントを頂いてますし笑
いや…ホントに申し訳ないです…が!!
まだまだ電拳さんでも勉強させて頂いて、ついでにお暇つぶしにでもここで叱咤激励とゆるい会話にいらしてください笑
りゅうまる。さん、こんばんは!!
もう改善しないと最後の方なんて「お願いっ」って声に出して初速測ってますもの笑
それでやっぱりダメなときのココロ折れっぷりたるや…。
弾速計もですね、今回はホントに買い直しをAmazonでカートに入れるところまでいくくらい考えました笑
やっぱり皆さんそういうご経験をされてるんですね、ワタシだけじゃなくてよかった…!!
ただ、今回は綿に跳ね返るBB弾を手で直接受けて納得しましたのでギリギリセーフでした笑
流石にピストンあたりの破損を思いましたが、開けても何もなくて、
作業して結果解決した原因は「グリス」でしたよ、南木さんのご指摘通りですもの!!
単に塗るだけじゃなくて、グリスごとの性質という点でも今回は考えさせられる事象でした。
こればっかりは数値でも表せないし、思えば経験大幅アップでした…。
そう!!電ハンで南木さんの右に出る方がリアルにいないのに、
その方からヒント頂けちゃうと折れたココロも一度立ち上がってしまいまして、なんとか作業する気を起こしてやりきりました笑
また記事に起こしてみますので、お暇つぶしにでもお付き合い頂いければ幸いですが、
MP44が…アレ…ワタシも最近気になって仕方がないんですけどどうしましょう!!笑
是非イケてるMP44、見せてください!!とたまには逆プレッシャーで!!
Sassowさん、りゅうまる。さん、こんにちは。南木です。
まずはUSPの調子が戻ったようで、よかった、よかった!(^_^)
わたしに出来るのはアドバイスくらいで、実際に作業を行う人に十分な技量がないと、そのアドバイスも役に立ちません。
グリスというヒントだけでちゃんと問題解決が出来たのは、Sassowさんのこれまでの努力の賜物です!
努力という点では、わたしも何度も刻の涙で枕を濡らしたものです。(^^;
特に電動ハンドガンのノズル周りは気密の確保が難しく、わたしも散々心を折られまくりながら試行錯誤を重ね、なんとか解決をみたほどです。
やはり失敗があって、それでも負けずに頑張った者のみが、結果を残すことが出来ますからね。
#コレ、普通は中華ガンでの台詞なんですが。(^^;
##この辺り、りゅうまる。さんの方が経験豊富ですよね。(笑)
何はともあれ、Sassowさんのこれまでの努力が実って、よかったです。
さて、MP44というと知る人ぞ知るマイナー銃ですが、実はベストセラーAK47のご先祖様ともいえる名銃です。
世界初のアサルトライフルMP44はドイツで生まれ、東部戦線でソ連軍相手にその猛威を振るいます。MP44に苦しめられたソ連は、戦後すぐにMP44を参考にしたアサルトライフルAK47を完成させます。
#ちなみに米軍は戦後も大口径神話が続き、アサルトライフル登場はM16からとなります。(^^;
とまあ、AK好きにはタマらない由緒を持つMP44ですが、正直サバゲに使うのは辛いです。
長い・重い・手を加えないと使えない! という三重苦を厭わないのであれば、心折られるMP44の世界へようこそ!(笑)
#まずは、りゅうまる。さんの快調なMP44をご覧になってから決めましょう!(^_^)
南木
南木さん、こんにちは‼
ワタシの電ハンイジりはすべて電拳さんから立ちがあっておりますので、そのように仰って頂けるのは恐縮です!
ただ、一通りの解決は見たんですが原因が確定なのかがまだはっきりとは言えないところですので今後も検討していきたいと思います。
いや、ホントに電ハンの仕組みにも良くできた構造だと驚きますがコレを把握して気密確保していく作業はかなり微妙な調整を必要とする作業だと思います。
そうですね、中華トイガンも高度な調整が必要ですし、やっぱりお二人の作業はすごいです‼
MP44、だからあんなにAK寄りな形状なんですね‼
カタチが渋いしコレをいいなぁと思ってたらトイガンなのに5kg近いですよね!?笑
電ハンやMP7に慣れると3kg越えのAKですらツライところにその重さ…ホントにコレを触るのはトイガン好きのカガミです笑